2012 冬 パリ/3

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パリ3日目

8時半。滞在しているホテルにパリ在住の知人が訪ねてきてくれました。昨日までスイスの近くのスキー場に一家でクリスマス休暇を取っていたという彼女。お疲れのところを、私たちを午前中マルシェに連れて行ってくれるというのです。ものの本にはいろんなマルシェが紹介されているけれど、年末年始だし、規模の大小もあるだろうし、どのマルシェに行けばいいか考えあぐねていた私たちにとってはとっても嬉しいお申し出。パリのマルシャではこんな風に鮮やかな薔薇が積まれて売られている場面も!



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連れて行ってくれたのは、日曜日でも開催されている「マルシェ・ダリーグル」。オペラ駅からメトロでルドリュ・ロランに向かい、数分歩いた先にあります。屋根のついた常設市場も併設されているここは、食品とお花の品ぞろえが豊かなマルシェでした。到着した時はまだ人の出もまばら。


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ラディッシュ?二十日大根?野菜不足を感じ始めていたので、このままぱりぽりかじりたくなる衝動(笑)


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常設市場の中に入ってみると、精肉、鮮魚、惣菜、チーズ、ワイン…のお店がずらり。一番日本と違っているのは、お肉屋さんかな。わりと「丸」のまま売られている場合が多く…。鶏も豚も。特に鶏は、さまざまな鶏を扱っていて、ブランド鶏の特徴が一目でわかるように、尾羽やトサカはついたままのものが多かったです。そういうところはちょっと足早にスルー^^ゞ


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さまざまなディツプ類が売られていました。フランス語が皆目わからないので、いったい何ベースなのかも定かではないんだけれど、でもどれも美味しそう!


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私たちは朝食がまだだったので、マルシェわきのカフェへ。朝のメニューを聞いてもらうと、やっぱりこのスタイルの朝食でした。バケット(orクロワッサン)、珈琲、オレンジジュース、バターとジャム。本当に定番なんですね。でもね、どこもパンがとっても美味しい!そういう意味では、カフェの当たり外れはないかいもしれません。食事をしながら、久しぶりに再会したYさんといろんな話で大盛り上がり。日本からフランスに船便で車を送った時のあっと驚く経験談。小学生にまで成長したお子さんのこと。こちらでの生活。バカンスの過ごし方。話は尽きませんでした。

そして食べ終わってから、また外へ。外は徐々に人も出ていてぎわい始めていました。


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1つ物を買うのに、お店の人と会話を楽しむようにやり取りしている姿が印象的。㌔単価いくら~の表示が出ているから、みんな大量買いなのかと思いきや、バナナ1本買う人もいてびっくり。そんなわけで、Sちゃんは「mikan(みかん)」を3つ購入!なんか素敵だったー!


また長くなるので、続きは↓↓から。
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マルシェには茸専門のお店も。茸好きな私にはたまらない品揃え。おなじみの茸もそうでない茸もずらり。昨日レストランで出てきた真っ黒い舞茸のような茸も売っていましたし、日本の茸の大定番である椎茸は「SHITAKE]で売ってましたよ。そしてお値段もとってもお手頃。日本の茸がいかに高いか…パリだったら毎日思う存分茸を食せるな~と思ったり。


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マルシェのお店の人は圧倒的に男性が多かったけれど、買い物客も半分は男性が占めていました。お店を眺め回って美味しい食材を見つけ出すパリ男。女性客ばっかりの日本と違って、買い物客の姿にもとっても新鮮味を覚えたのであります。


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マルシェを堪能した後は、バスチーユ広場まで歩いて向かいました。日曜日とあってことごとくお店はcloseしていたけれど、街並みを眺めているだけで楽しく、Yさんとパリの話をしているだけで胸が躍り…街歩きっていいですね。そしてここでYさんとはお別れ。「また明日ね!」と言ってお別れ。そう、実は明日の31日の年越しはYさんのお宅で過ごさせていただく約束をしていたんです。待ち合わせの場所を確認して、Yさんはメトロに乗って帰って行かれました。年末のお忙しい時なのに、私たちに付き合ってくれて本当にありがとう!とっても楽しい時間でした。

お別れした後は、私たちはお昼ご飯を食べることに。手持ちのガイドブックに「ボリュームがあって地元の人にも人気」というカフェが載っていたので、そこに向かいました。



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Cafe de L'lnddustrie

バスチーユ広場から5分ほど歩いた先にあるこちらのカフェ。12時過ぎには広い店内の半分は埋まっていて、私たちが食事を始めたころにはほぼ満席状態。とっても賑わっていて、気軽に使えそうなお店です。


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グリルドソーセージとポテトのプレート

€17のランチメニューがあったのでそれを注文。メインは3種類くらいから選べるのですが、何せフランス語のメニュー。なんとか見当をつけて注文。Y子様は見当がみごと的中し、イメージ通りのプレートが運ばれてきました。

私とSちゃんは「サーモン」と思われるものを注文。でも、サーモンの何かまではよくわからず…。そしてでてきたのが、、


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スモークサーモンのスクランブルエッグ添え

手のひらよりも大きなスモークサーモンが3枚もついているプレート。スモークサーモンをメインで食べるなんて、日本ではなかったことです。サーモンソテーとか、サーモンフライとかはあるけれど、一度にこんなたくさんのスモークサーモンは初めて。檸檬をぎゅぎゅっと絞って、おなかいっぱい食しました(笑)



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ランチメニューにはいつものようにバケットと珈琲、特大のオレンジジュースがついて、そしてデザートにはライスをココナッツミルクで炊いたチェーのようなデザートが。それだけでも十分なのに、バケットの他に大きなブリオッシュまでついていて、さすがにこちらまでは手が伸びませんでした。ガイドブックにあったようにボリュームは満点!白旗あげちゃうくらいおなかいっぱいです。(今思うと、やっぱりこのジャム持ち帰ってくればよかっったなー。)

こうしておなか一杯になった私たちは今日のメインイベントへと出かけたのであります。



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新オペラ座バスチーユ 

向かった先は、バスチーユ広場に面して建っている新オペラ座バスチーユ。1989年に最新技術を投入し、どの席からもものすごく見やすく設計されたというオペラ座です。



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今回のパリ行きは、1年前にY子様が「マイレージもたまっているからパリに行く」と言ったことから始まりました。それなら私も!と2月には同行を決めて航空券を手配し、そのあとにSちゃんも追随。そして、「年末にオペラ座でバレエ鑑賞をする」という私の夢も実現することに。でも、オペラ座のチケットってどうやってとるんだろう?代理店を通したりすると高額化するのでは?などわからないことだらけ。いろいろ調べて、オペラ座のHPを読めないながらも凝視し続け、12月の演目は10月に発売開始されるらしいということがわかって、無料会員登録をして10月を待ちました。そして発売日、PCの前で少しでもいい席をとろうと頑張った~。そして本当に手元にチケットが届いた時は、もう嬉しくて嬉しくて!毎日眺め暮らしておりました(笑)そのチケットを手に、いよいよバレエ鑑賞へ。係りの人にバーコードリーダーでチケットを読み取ってもらって入場です。

ロビーにはパンフレット売り場がいくつかあるんですけれど、独特の発声方法はまるで詩吟のようで、何事かを声高らかに言っている姿が印象的。オペラ座の伝統が感じられました。(最初ちょっとびっくりしたけれど・笑)



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近代的な内装のホール。普段着の人もいるけれど、多くはお洒落をして来ています。私たちも、この日はワンピースやアクセサリーなんかでちょっとだけドレスアップ。鑑賞する者の内側からの雰囲気作りも大事ですものね^^



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オーケストラボックス

もちろん生オーケストラによる演奏なので、開演前の音調節中の様子などを見ることができます。14:30開演の40分前くらいに到着していたので、パンフレットを買って読んだり眺めたり、トイレに行ったり。(トイレ…日本でもそうだけれど、ここパリでもいつの間にか男性トイレはパリのおばさまたちに使われて、いつの間にか女性トイレのようになっていましたよ。どこでも女性のパワーは強し!)

そうこうしているうちに、開演。取り立ててアナウンスもなく、時間になったら最後の音合わせの後、客席は静寂を守り、開演。




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ドン・キホーテ

演目は「ドン・キホーテ」。(踊りの後のご挨拶の時にちょっと写真を。)
もうね、素晴らしいの一言に尽きました。少しも目が離せない。技術も感情表現も舞台美術も、とっても素晴らしかった!
男性の滞空時間の長いこと!女性の足のしなやかなこと!いくらステージが防音効果シートを張っているとはいえ、トウシューズの音を感じさせずに柔らかく飛んだり下りたり立ったり。超一流と呼ばれる人たちの技量の高さは、生で鑑賞するほどに伝わってきます。


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バレエを始めて鑑賞するというY子様とSちゃんも楽しんでくれたみたいでとっても良かったです。「白鳥の湖う」や「ジゼル」などもいいけれど、「ドン・キホーテ」のような楽しい演目はバレエを初めて見るにはとってもいいかもしれません。小さいころバレエを習っていて、そのころからオペラ座でバレエを見るのが夢だったから、夢がかなってよかった!本当に本当に素晴らしかった!


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オペラ座を出ると、もう夕刻。七月革命の記念柱がひんやりとした空気の中に輝いていました。



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次の目的地までまだちょっと時間があるし、まだお腹も空いていないから近くを散策しようということで歩きだし、ヴィクトル・ユーゴーの生家へ行ってみることに。でも行ってみたらまもなく閉館時間ということで入場できなかったんですけれど、生家のある建物がとっても雰囲気のある場所でした。



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ウォージュ広場をロの字型に囲んだそこは、写真のように回廊になっていて、前衛的、現代的なアートギャラリーやカフェがずらりと並んでいました。



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サン・ポール・サン・ルイ教会

その後、人でにぎわうショップ街をいくつか入りながら見て回り、サン・ポール・サン・ルイ教会の前に出て、サン・ポール駅からメトロでオペラ駅へ。向かった先は、、


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オペラ座ガルニエ

夜はここでサロンコンサートを鑑賞。贅沢にもオペラ座のはしご状態なんですが、当初は28日にバレエ、30日にコンサートと分散させるはずだったんです。でも、チケットをとった私のうっかりミス!バレエのチケット選択画面の日付を間違えたらしく。。チケットが届いてからずいぶん後になって同日だったと気が付きました。でも、開演時間が大きく違っていて本当に助かった!結果的には、バレエとコンサートとジャンルも違うので、今日は芸術鑑賞日としてゆったり過ごせてよかったかな…と^^ゞ
ま、とにかく入場!劇場としては、バスチーユよりもガルニエのほうがテンションあがります。だってそこは、あのオペラ座の怪人の住まう劇場ですもの!



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大理石造りのホールを抜け、階段を上り、そうして目の前に広がったのは荘厳華麗な美しいホールでした。


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大きな中央シャンデリア。



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天井画は言わずと知れたシャガール。



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一度は取ってみたいボックス席。今回は間に合わず…。


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サロン・コンサートなので規模は小さいけれど、期待度は高く。



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そして私たちの席。
今回はボックス席はとれなかったけれど、前から数列目のほぼ中央の席を確保。観るにも聴くにもとってもいいポジション。そして開演。フランス語で司会者のような人が出てきて、これから演奏される曲紹介などを快活なフランス語で(結構長く)解説し、そして演奏者が出てきました。途中、1人の演者が「あ!楽譜忘れた!」みたいな感じで演奏を中止して舞台そでに戻るという珍ハプニングもあり。でも、そんな彼が再び姿を現したときは会場から大きな拍手が。袖に戻る時の彼の動作も、それを快く迎える会場の様子も、ちょっとおかしみがあってヨーロッパの懐の広さを感じた場面でした。

心地よい演奏、時に会場の笑いを誘うようなパフォーマンス、そうして夜のコンサートは終了。



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夢心地の中、見上げればシャガール。鑑賞後に見ると、夢のようなオペラ座に合っていある天井画だなって、鑑賞前よりも強く思ったり。


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今回はボックス席は取れなかったけれど、やっぱり興味津々!終了後に階段を駆け上って上へ上へと向かいました。天井桟敷のひとつ前位の階かな。シャンデリアがもうすぐ目の前です。


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そこから見る景色はまた別世界。オペラ座にはベルベッドの赤色がこの上なくよく似合う!

その後、「はい、もう終わりなんですよ~」といった感じで係りの人に急き立てられるように送り出され、出口へ。


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日本だったらロビーで知人なんかと遭遇しておしゃべりが始まったり…と、なかなか帰ろうとしない人も多いのだけれど、バスチーユでもガルニエでも皆観終わるとさささーーっと帰っていく姿が印象的でした。


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夢のようなオペラ座。
またぜひ素晴らしい舞台芸術を観に聴きにきたい!と強く思って、この日の全日程は終了したのであります。


そして明日はいよいよ大晦日。



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