2012 冬 パリ/6 part.1

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パリ6日目。8時半頃、今日はホテルから徒歩でルーブル美術館へと向かいました。中央に見えるのはオペラ座。正月2日のパリ、みんなまだ寝てるんだろうな。




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早朝のような空模様ですけれど、時刻は9時頃。北海道よりも緯度が高いということは、気温ではなくこの朝の暗さから実感する毎日。




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信号待ちをしながらカメラの設定をいじって明るくとってみたり。そういえば、こちらパリでも都心部では市民ランナーの姿を多く見かけました。日本でも皇居周辺をたくさんの人が走っているし、世界各国、都心部には走るのが大好きな人がずいぶんいるものです。




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さて、ルーブルにも長蛇の列。オルセーやヴェルサイユではチケットをもっていても30分位並んだので、チケットのないルーブルはいったいどれくらい待つんだろう。朝ごはんも食べていない私たちだったので、列にはSちゃんに並んでもらって。私とY子様は朝食の買い出しにルーブルを離れました。




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ルーブルにはたくさん人の姿があったけれど、目の前の大通りには人影はなく、




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開店直後のカフェには、スズメの姿だけが。(それにしても、よく肥えていること!・笑)





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ぐるぐると歩き回って、キッシュやワッフルを売るお店を発見!どれもこれも美味しそうだってけれど、私とY子様はトマトのキッシュを、Sちゃんにはチーズとハムのパニーニを。どちらも温めなおしたり焼いたりしてもらって、熱々。ぷぅ~んと香る美味しい匂いに、胃袋が刺激されて。




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ルーブルの広場に戻ってきたころには青空が。エッフェル塔も美しく見えています。



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きらっきらに輝くピラミッドのわきに並んでいるはずのSちゃん。熱々のキッシュとパニーニ片手に何往復も探したんだけれど見当たらず。もしかして、想定より早く列が進んじゃって、Sちゃん中に入っちゃったかしら?不安になりながらも、出入り口の近くできょろきょろしながら待っていると、案の定Sちゃんはすでにチケット購入を済ませていたご様子。でも、ルーブルは一度チケットを購入したら、終日出入り自由なので、Sちゃんはちゃんと外に出てきてくれました。(あの時ちょっと感動した~)



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ちょっと冷めちゃったけれど、買ってきたキッシュ類をピラミッドの前でぱくつき、そしてルーブル内へ。チケット保持者の入口は、待ち時間ゼロ!するするっと中に入ることができました。いよいよ、ルーブル美術館です。
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ピラミッド内部から

ルーブルはとても広くて、とうてい1日で観て回ることなどできません。ですから、オルセーでもそうしたように、ここでも3人別行動をとることに。

「じゃ、2時間後にピラミッドの真下でね。」

そう言って、地図片手にそれぞれ行きたい場所へ。でもその前に、音声ガイドの貸出コーナーへ。ルーブルの音声ガイドは€5。なんと、任天堂3DSでした!これがとっても使いやすくて、館内地図には主要作品が示されていて、高画質映像とともにわかりやすく丁寧な解説が聞けるのはもちろんのこと、自分の現在位置も絶えず表示され、新しいフロアや部門に立ち入ると、その概要も解説してくれるというすぐれもの。それを装着して、両手でこれ以上ないくらいしっかり持って、高鳴る鼓動とともに向かいました。ルーブルは半地下から始まっていて、シュリー、リシュリー、ドゥノンと3つの入口に分かれています。私はシュリー翼から半地下の中世ルーブルの堀跡を通って(…ルーブルは宮殿となる前はセーヌ川の右岸を守る要塞だったこともあり、堀の跡はそれを物語ってくれるようで見ごたえがありました。)、その後、1階2階奥に位置するエジプト美術部門へ。

ちなみに、ルーブル美術館は撮影OK。エルミタージュ美術館に行った時もOKでしたし、世界の美術館はわりと写真がOKというところが多くて、日本と比べるとびっくりです。


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ヒエログリフ(神聖文字)

現代日本では横書きの文章は左から右へと読み進めますけれど、古代エジプトでは左右とくには決まっていませんでした。読む方向を見極めるコツは、動物の頭の向き。上の石板の場合だと、右から左に読んでいく形になります^^エジプト社会の「書記」は非常なエリートでしたけれど、彼らはまずよく使う行書みたいな時のスタイルを学んで、その中でもずば抜けて学識の高かったものが神聖文字を使う仕事につけました。もちろん漢字とヒエログリフは違うけれど、漢字も占いで使っていたりした甲骨文字が隷書になり、行書になり、草書になり…最後に完成したスタイルが楷書。わかりやすくはっきりくっきりしたスタイルって、ものすごく洗練された先にあるんだなって、思います。




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世界の美術の中でどれが一番好き?と聞かれたら、真っ先に答えるのはエジプト美術。エジプトの文字も装飾も宗教も慣習も…どれもこれも魅力的でたまりません。フランスはナポレオンのエジプト遠征以降、エジプト美術に対してこれまで幾度となく熱いまなざしを向け、そして、ロゼッタストーンの解読で有名なシャンポリオンがルーブルのエジプト美術の学芸員に任命されて以降、ルーブルは世界屈指のエジプト美術の収蔵地となりました。大英博物館のエジプト美術も素晴らしかったけれど、シャンポリオンが基礎を築いたルーブル…もう大変魅了されました。



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天空を守るヌト女神。

ちなみにエジプト神話の中でも有名な冥界の神オシリスとその妻イシスは、このヌトの子供。



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青い釉薬の小像。

青色って、古今東西人の心をとらえて離さない色の一つだと思います。



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大変な数のコレクションだけれども、それを収蔵するルーブルも宮殿としての華やかさがあるから、ついつい壁や窓枠装飾に見入ってしまって、時間がないっ!とハッとする時もしばしば。



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大人気のエジプト部門はどの部屋も人がいっぱい。



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左の太陽神ラーは「はやぶさ」頭。日輪から右下に注がれているのはまさに太陽光線。手にはアンク(生命の象徴)とウアス杖(統治や権力の象徴)。この二つの持ち物からも、神様だとわかります^^




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エジプト美術で目を引くものには黄金のものも多数。あまりにも輝いているので、カメラの焦点も合いづらい^^ゞ




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もとは何だったのかな?全体像が分からないものは、元の姿を想像する楽しみも。




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アメンヘテプ4世の像

アメンヘテプ4世と言えば、多神教のエジプトの中で一神教を提唱した王。当時主流のアメン神ではなく、太陽円盤神のアテン神を信仰し、神殿や都の建設、宗教改革…と天地が引っくり返るようなことをした王。その姿は特異なものが多く、目を引きますが、、



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アメンヘテプ4世の胸像

こういう一般的なお顔立ちのものもあり、いったいどちらが実際と近いのか?ちなみに彼の妻がエジプトの王妃たちの中でも特に美しくて有名なネフェルティティ。夫婦仲はすこぶる良かったそうです^^



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エジプト部門を(それでもなんとか)足早に見たつもりでいたのに、もうあと少しで待ち合わせ時間。2時間て本当にあっという間!待ち合わせ場所へと任天堂3DSで現在地を確認しながら向かおうとするのですが、あれこれ入り組んでいてなかなか近づけず…。あれ?ここどこ?といった感じ。



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一瞥しただけで通り過ぎるにはもったいないのだけれど、時間が…。



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そのうち、階段を下りると、えらく人で賑わっている場所がありました。いったいなんだろうと振り返ってみると、、




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サモトラケのニケ

高さ3m超のギリシャの勝利の女神像。その出で立ちは他を圧倒するほどの迫力。ゆっくり鑑賞したい…!と思いながらも、サモトラケのニケを背中に階段を下り、待ち合わせ場所へ。そして時間も12時半頃だったのでお昼ご飯を食べに外へ。



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ルーブルのショップやレストランを抜けて外へ出る途中、美味しそうなパン屋さんがあったのでカメラを向けたら、接客中の店員さんがこちらにピース。まだ注文途中ですよー!お客に意識を向けて全力投球しないパリの人。何度かこういう場面がありました(笑)



 part.2へ続く。

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