2013 夏 チェコ/3

<チェスキー・クルムロフ編>

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地下鉄B線でAndel駅へ向かう

今日はプラハからバスで3時間ほどかけて、世界遺産の街「チェスキー・クルムロフ」へ。朝の5:30に起床し、前日に買っておいたヨーグルトやクラッカーで簡単な朝食を済ませ、7:00発のバスに乗るためにホテルをでました。最寄駅から地下鉄B線でAndel駅へ向かいます。それにしても、プラハの地下鉄のエスカレーターの高速さといったら!大人でも躊躇してしまうくらいの早さでびっくり!




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STUDENT AGENCY の黄色いバス♪

チェスキー・クルムロフへ向かうバスは、地下鉄Andel駅のところにある「Na knizeci ターミナル」から1時間に1本程出ています。クルムロフへは鉄道を使うルートもあるのだけれど乗り換えが必要だし、やっぱりバスが使い勝手がいいと思う。そして運賃も往復370Kc(2500円程度)ととってもリーズナブル!バスはスチューデント・エージェンシーというバス会社を利用し、事前に日本からネットでチケットを購入しておいたのでとてもスムーズに乗ることができました。全席指定なので、観光シーズンはチケットを確保しておいたほうがベスト!クルムロフ行きは1番のバス停です^^

チケットも郵送ではなく、予約確定のメールをプリントアウトするだけなのでお手軽です^^




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運行時間もものすごく正確で、添乗員の方にチケットを見せて座席を確認してからバスに乗ります。




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バスのシートは皮張り。簡易トイレもついているので、長距離のバス移動でも安心^^




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これまでの2日間とはうってかわって空はどんより。天気予報も芳しくはなかったので、雨の心配もしながら乗ること3時間。いよいよチェスキー・クルムロフが近づいてきました。バスを降り、少し歩くと向こう側にはチェスキー・クルムロフ城が!
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チェスキー・クルムロフ行きの終点手前のバス停で降りて、まずはチェスキー・クルムロフ城を目指します。街自体は1キロ四方ぐらいなので、10時頃到着して17時の帰りのバスまでに十分見て回れる規模。小さな路地もたくさんあります。




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街はバカンスを過ごす人でいっぱいなので、小さなお店もたくさん。




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飲食店もたくさん。





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日本の縁日の屋台のように、お城の入口にはどこか懐かしい露天商もたくさん出ています。クッキー生地に模様をつける木型、何度も買おうと思ったのだけれど、きっと台所で使うことなく置物になって終わりそうだったので断念しました^^ゞ




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第二の中庭

さて、いよいよお城の敷地内。
クルムロフ城は13世紀の領主クルムロフが立てたお城で、プラハ城につぐ規模のお城で、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式と、さまざまな建築様式を見ることができます。それは、13世紀以降、城の持ち主が変わるたびに改装が繰り返されてきたため。そして、ええっ!と思わせられるような仕掛けも。




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仕掛け…お分かりになります?壁がだまし絵になっているんです。一見、石垣のように見えて実は絵!至る所、だまし絵だらけ!




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第三の中庭

(ほら、ここもだまし絵!・笑)ここにチケット売り場があり、城の内部はガイドツアーによってのみ見学でき、残念ながら日本語ツアーはないので英語ガイドのツアーを申し込むことに。




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ガイドツアーはⅠとⅡのルートがあって、ルートⅠは部屋の内装や装飾品を見学でき、ルートⅡは歴史探訪のコース。私たちはルートⅠで見学しましたが、古い時代の様式から見学できるように回ってくれるので、その様式の変化のほどがよくわかってとても興味深かったです。都ではない一地方のお城ゆえの野暮ったさもあるけれど、特に、それぞれの時代の居間の雰囲気の大きな違いと、場内のユニークな仮面舞踏会のホールはとても印象深かったです。(撮影禁止のため、残念ながら写真はなし。)



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プラハ城からの眺め


オレンジ色の屋根が続く中世の街並みがそのまま残る、チェスキー・クルムロフの町。町を流れる川はヴルタヴァ川(モルダウ川)。こんな美しい街が残ったのは、近代化の波のや政治のうねりの中で都から遠く離れた町は忘れ去られためと言われています。しかし、古いものを見直そうという世界の流れから、この美しい町全体が世界遺産として登録。ですから、チェコ人も外国人もわんさか集まって、今では町がとってもにぎやか。





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そんな川の一部は復旧作業中。
実はチェコは6月の記録的な豪雨のためにヴルタヴァ川(モルダウ川)があふれ、大変な洪水の被害だったそうです。ですからきっと、これもその時の復旧作業なのではないかな。近年、世界の至る所で大雨の被害が出ていて、他人ごとではいられない気持ちになりました。




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クルムロフ城のクマ

お城のお堀ではクマが飼われています。昔、狩りに出た王様をおっかけて来たクマが、足を滑らせお堀に落ち、そのまま子々孫々住み続けているのだそうです。ガイドツアーでの見学中、お部屋の中に敷いてあったクマの毛皮について、「これも歴代のクマの中の1頭ですよ^^」とガイドさん。クマの生活も大変です。




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レスタラウツェ・エッケンベルク

さて、お昼時になったのでどこかで食事をしようということに。チェコはビール消費量世界一の国にふさわしく、ビールメーカーもたくさんあります。ここクルムロフにもエッケンベルク醸造所という地ビール製造所があり、そこにレストランが併設されているので行ってみることに。地図でみると町はずれ…のような気もしますが、町自体が小さいので大通りから200mほど。




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ハムとチーズのサラダ

旅先で、いつも野菜不足が気になって仕方がない私たちは毎度おなじみのようにサラダを注文。




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チェコのオムレツ

今回のチェコ旅行の中で1番美味しいと思ったのがこのオムレツ!なにがどう…と私の舌では分析して説明できないのが悔しいのだけれど、とにかく美味しかった!人生で一番美味しいと思ったオムレツかもしれません。




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ソーセージの黒ビール煮

これも美味しかった!ビール煮というけれどもビールの味はしないので、お酒を飲まない友達も食べていました。味はなんだか懐かしいトマトたっぷりのミートソースのような味。白いご飯ともきっと相性いいだろうな~。




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そしてもちろん、ビールの醸造所ですからPivo(Beer)も!それもいわゆる大ジョッキで!エッケンベルクは軽すぎず重すぎず、昼間や食事と一緒に飲むにはとってもいいPivoだと思います。とっても気に入ったので3杯ほどいただきました。昼間からPivo、最高です!




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醸造所からまた町の大通りまで、静かな裏路地を歩きます。何もない殺風景なところに、そっと綺麗な薔薇が咲いていました。そうそう、クルムロフ城は五弁のバラが紋章になっていて、お城や町のあちこちで、五弁のバラのモチーフを見かけることができます。




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ほら、マンホールのふたにも五弁のバラが!




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昼ご飯を食べて満腹になったお腹を抱えての町歩き。朝は曇り空だった空も、なんだかどんどん晴れ渡ってきて、昼過ぎには眩しいほどの陽射しが降り注ぐようになってきました。日陰を探して涼しもうにも、日蔭は見当たらず。ちょっとでも涼をとれればと思って川沿いへでてみることに。クルムロフはお城や中世の街並みといった中世の雰囲気を求めにくるだけでなく、川遊びなどのレジャーの場としてもとても人気があるようで、川では老いも若きも無邪気にはしゃぐ姿が印象的。




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この夏の、この一かきのために鍛えてきたような二の腕のおじさま方の姿も。とっても楽しそう!




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川の上には大きな様式の複合施設となったクルムロフ城がそびえたち、



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谷と谷とを結ぶ場内の橋は、なんだかジブリ映画に出てきそうな出で立ち。




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ヴルタヴァ川(モルダウ川)にかかる橋の上では若者の路上ライブ。陽気なヨーロッパ人たちはPivo片手にリズムをとりながら聞き入っていました。




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大通り…といっても、小さな田舎町の道幅は狭く、石畳の上は人がゆったりと歩いています。




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路地の向こうにはお城の塔が見え隠れし、それだけでなんだか素敵度が増していく。




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スヴォルノスト広場

町一番の広場もこじんまりとしていて、クルムロフ城からは直線距離400mくらいかな。



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聖ヴィート教会

1493年に建てられたゴシック様式の教会は、細い柱と高いアーチ状の天井が印象的で、それほど幅の広くない教会ゆえに、より天井の高さが引き立つような、そんなひっそりとした教会です。




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陽射しを浴びて、喉が渇けばみんなカフェやレストランへ。



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ところどころ遊び心のある可愛らしいものも目につきます。子供が座るととってもキュート!




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可愛らしいものもあれば、たまらないほど心惹かれてしまう剥落した壁が目に飛び込んできたり。あ!ここにも五弁のバラが!



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どうです!この見事な剥落っぷり!経年のなせる業ですね。




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町にはいくつかのTrdelník(トゥルデルニーク)屋さんがあって、焼き立てを買って食べることができます。一見、バウムクーヘンを焼いてるような感じに見えるけれど、全くの別物。薄いパン生地を棒に巻きつけて焼いて、シナモンシュガーなんかをたっぷりまぶしたような感じかな。こんな暑い日の火の前での作業、とっても暑いよね。お疲れ様!



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町はとにかく観光やレジャーの方たちばかりだから、のんびりと過ごしている感じ。狭い町だから、何度も同じ道をあっちに行ってみたり、こっちに行ってみたり。新しい脇道があったら迷わず入ってみる。でも、どこかにはつながっているから迷う心配はない町。



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川べりを歩いていたら、ヨーロッパでもやっぱりあるんですね、こういう遊び!ロビンフットの女性版のようなお姉さんの監督のもと遊ばせてくれます。おいくらか忘れたけれども、とってもお手頃価格。




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的までの距離はこれくらい。弓の形もいろいろあって、なんだかとっても楽しそう!子供の遊び…にしておくのはもったいないよね、やってみようか?この後私たちは、それぞれ実際やってみることにしました。私たち、高校時代はどちらも弓道部!昔とった杵柄がどこまで通用するかわからないけれど、いざ!…と思ってやってみたら、案外難しい!私なんて半分以上的外れ(笑)友達は私よりも筋がよくて、だいぶあててました!私たちの後には大人が列をなして並んでいたし、大人も熱くなれるお楽しみ。なんだかとっても楽しいひと時でした。



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すぐ近くでは小さな少年が絵になる飛び込みのポーズ。




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なにげないけれど、ちょっと素敵な窓辺。




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あ、こんなところにヤン・ネポムツキー様!(5つの星で、すぐそれとわかって嬉しい^^)

でも…あちこちと何気ないことでも楽しい町歩きだけれど、体力の消耗も激しいので、カフェに入ることに。



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レモネード

レモンたっぷりレモネード!クラッシュアイスがこんなにも嬉しいなんて!
友達はバナナ味のミルクセーキを飲んでいました^^




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ヨーロッパの人は暑くて苦しくならないのかな?日の当たるテラス席も、結構人気。ちなみに、やっぱりどこも冷房を入れているお店はないみたい。きっとこの日は30度は確実に超えているはずなんだけれども。暑さを楽しむその体力と気力、手に入れられるものなら手に入れたい!と強く願うばかり。




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さて、レモネードで充電を終えたら、まだ行ってなかったクルムロフ城の塔に上ることに!50Kcの入館料が必要です。それと、チケット売り場そばには、後でお金が戻ってくるタイプのコインロッカーがあるので、カメラだけを手に持って、身軽に上ることができるのでおすすめ。



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身軽になったはずなのに、それでもちょっと息が上がってしまう。でも、もうすぐそこが塔の上!気力を振り絞って、あと一段!



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クルムロフ城の方からも町を見下ろしたけれども、やっぱり塔の上は気持ちがいい。吹き渡る風を頬に感じながら、収めきれない360度のパノラマを何とか心に焼きつけようと、真剣に見入ってしまいます。



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あちらはお城のほう。




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クマのいる、お堀。




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ヴルタヴァ川(モルダウ川)にかかる橋。プラハでは川幅500mといわれているのに、上流のこに地域ではまだまだこんな小さな川。




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増築を重ねたからこそ出る味わい。ちょっと規格外な感じの不恰好さが恰好いい。




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この中世の街並みが、よくぞ戦火に合うこともなくそのままなくならなかったとただただ驚き。一時期、人々から忘れられたからこそ残っている。結局、どんなに美しく素晴らしいものを気づいても、壊しなくしてしまうのも人なんだな、と思う。あーどうかこの素晴らしい中世の町が、このままずっとずっと残っていきますように。そんなことを祈らずにはいられない街並みでした。



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さて、塔に上った後はちょっと小腹がすいて甘いものが欲しくなったので、トゥルデルニークを食べてみることに。ここは、お城に続く階段のわきにあるお店。1個50Kc(250円)なり。



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焼き立てをすぐ頬張ってしまったのでちょっと食べかけですみませんが、こんな感じ。割と大きいでしょ。シナモンシュガーがたっぷりまぶしてあって、食べごたえもあって美味しかったです^^歩きながら、お砂糖ぱらぱらこぼしながら外で頬張るのって、何年振りだろうー。なんだか、いいなー。



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小さな町をゆっくり見て回って、7時間の滞在。17:05のバスに乗るために、お別れするクルムロフの街を左に見ながらターミナルの方へ歩いていきます。




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クルムロフ城以外はとりたてて名のある観光名所があるわけではないけれど、中世の町並みそのままをゆったりと歩けたことがよかったです。プラハからバスで3時間。日帰りで十分楽しめる町。チェスキー・クルムロフ。来てよかった!

こうして長距離バスでのクルムロフへの旅は終了。帰りのバスも、もちろん黄色いスチューデント・エージェンシー。車窓を流れゆく景色を楽しむ間もなく睡魔に襲われ、一路プラハへ!こうしてこの日の日程は終了したのであります。

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