遊牧カフェ in 山元/29

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東日本大震災から4年を迎える3月。
今月も遊牧カフェは山元町を訪れました。実に29回目の訪問です。
今回は「くるみボタンの会」。くるみボタンは昔はとても高かったのだけれど、今は100均でも買うことができて、低予算で好きなだけ作ってみることができます。仮設の皆さんも気に入ってくださるかな?と思って実施してみましたが…それは大変気に入ってくださって、きっと今頃はボタン屋さんをできるくらいに量産しているんじゃないかな?(笑)でも、私たちもやってみてとても楽しかったので、「くるみボタン」いいです♪




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震災から4年が経過するわけですが、「復興」というのは何を指していう言葉なのか時々わからなくなります。こちらの仮設の皆さんも、復興住宅へ入居が決まった方もいるけれど、その一方で、地区によってはまだ土台しかできていないという現状も。手仕事のワークショップを通じて感じることのいくつかの中に「高齢化」があります。皆さんの手元が、少しずつ思うように動かせなくなってきているのです。まっすぐ引けていた線がゆれる。なかなか思うように針を動かせない。「今」の皆さんならどんな手仕事なら楽しんで参加できるかな?最近の遊牧の活動はいつもそこから始まるような気がします。人間、誰しも「老い」は迎えるものであり、「老い」そのものは悲しむべきことではないけれど、今なお被災されたという現実のただ中にいる方々にとっての「老い」は、「生きているうちに仮設でない我が家を持つことができるのか」という悲しい自問自答につながりゆくのです。あまりにも規模の大きすぎた震災からの「復興」は、優先すべきことを間違えると大変な悲しみを生んでしまいます。人は生きてこそ幸せを感じられるのです。ただ「街」だけが復興をみせても、そこに住まう人の生活が置き去りにされたのでは、何のための「復興」といえるのでしょう。いつも、そんな空しさを突き付けられ、そして自分たちの無力さを思い、でも、何かできることがあれば…そういう気持ちの繰り返し。




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「くるみボタンの会」では、くるみボタンのボタンは購入しましたが、布や糸はいろんな方からご提供いただき、大変たすかりました。中には高級シルクや、なかなか見かけないエキゾチックな柄などもあって、ボタン作りがより一層楽しくなります♪こちらのボタンに巻いた糸も、いただきもの。小さなボタンに広がる、無限の可能性。表情のある糸が、気の利いたボタンを好き演出♪




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今回はこんな感じでたくさんのボタンを作りました。そしてその一つはフエルトで花びらをつけてブローチに。何気ない手提げ袋につけてもかわいいね。楽しい時間になって、私たちもとても嬉しかったです。

復興住宅への移動が少しずつ始まるようですが、まだまだの方もいらっしゃるので、遊牧カフェの活動は今年も続けていくつもりです。ご協力いただいている皆さま、いつも見守っていただいている方々、また、報告させてくださいね。

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