遊牧カフェ。

遊牧カフェ。

東日本大震災の後、オオタナナエ台所教室のナナエ先生を中心に、震災ボランティアの活動が始まりました。最初は支援物資の収集と提供。その後、石巻方面での炊き出しなど。自分の人生の中で「未曽有の」という言葉を使うことはきっと後にも先にもこの東日本大震災だけだろうと思うのですが、日を追うにつれて、月が何度か変わっても、目に見える進展は感じられなくて、自分たちができる範囲で、震災ボランティアを継続していきたいという思いがあって、メンバーが対応できる戸数の仮設を探し、山元町の旧坂元中仮設を訪れることに。一番初めはベトナム料理「ボッチン」の炊き出し。その後、徐々に手仕事ワークショップへと内容は変わっていって、メンバーができる手仕事、メンバーのネタが尽きた時には強力な助っ人にお越しいただいて。もちろん活動には資金が必要でしたが、多くの仲間や仲間の知り合いや、活動を人伝えに聞いた方など…本当に多くの方が協力してくださって、活動を続けることができました。

できることを、できる限りの間続けていこう。
でもそれは、長く続けていくという意味ではなく、仮設から次の住まいへとそれぞれの方々が無事に移られて、私たちの役割が必要でなくなる時までということ。

1つ冬が過ぎ、
また冬が過ぎ。

山元町での活動も丸4年が過ぎました。
最初は120戸以上に配っていた開催案内のチラシも、ここ数か月は35枚。
春には皆さんようやく復興住宅や住宅再建の目途が立ち、きっとこの冬が最後の冬。

遊牧カフェの活動を、終える時期がきました。

5度目の冬を仮設で迎えるということは、「未曽有の…」であったとしても、きっと思ってもみなかったこと。仮設生活を余儀なくされていた方々は、本当にお辛かったかと思います。それでも、手仕事のワークショップでは、笑顔でおしゃべりに興じてくださって、私たちメンバーもすっかり顔なじみになったあの方々との月に1度の手仕事が、とても楽しい時間でした。

12月5日(土)。
最後の手仕事ワークショップは、毛糸でボンボンをたくさん作って、リースや小正月の餅飾りに見立てられるような小物作り。

もう仮設から転居なさった方も参加してくれて、いつものように笑顔でおしゃべり。また来月行ってしまいそうな、そんな雰囲気での最後の遊牧カフェ。ふと見ると、皆さんの手荷物や装いを見てみると、今まで手仕事で作ってきた、プラ籠だったり、ブローチだったり。普段使いで使ってくださっているんだなと、ちょっと胸が熱くなりました。

遊牧カフェのボランティア活動、ひとまず終了です。

いままでいろいろとご協力くださった皆さま。
本当に本当にありがとうございました。
皆さんのお陰で最後まで滞りなく活動できました。

山元町の皆さん今まで本当にお世話になりました。そして、山元町をはじめ、まだまだ震災の影響でさまざまな制約の中で過ごされている方々が、一日も早く復興されますよう、心から祈ってやみません。

              以上、遊牧カフェの活動の終了を報告いたします。


追記/
ナナエ先生、Oちゃん、Yさん、Sさん、Rさん、Kさん。
一緒に活動させていただいたこと、絶対に忘れられない経験になりました。力を合わせられる仲間を得られたことは大きな財産です。

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